イブの思い出
2006年 12月 13日
その子を交えて軽くパーティでもしようかと買い物をして雨降る中、その子の下宿へ。
とってもつましく生活している部屋で、男性が来るのは初めてで、なんて大胆なことをしてしまったのかと後悔さえしているような、ほっぺがりんごのように赤い女の子だった。
たわいもない世間話で物静かに過ごした時間。ラジオから流れてきたのがその年リリースされ大ヒットした山下達郎の「クリスマスイブ」。皆で聴き入って尚更シンミリして。
大阪で年内に雪が降るなんてことはまずないのだが「さっきの雨が本当に雪になっていたりしてね」と話したりした。
夜中1時頃、翌日も朝一番から配達なのでお開きに。下宿から外へ出てみたらなんと本当に雪がイッパイ見上げる顔の上に降り注いでいた。
吐く息白く「おやすみ、また明日!」となんだかこみ上げる感動、降り注ぐ雪の中、それぞのそう遠くない帰路に着いたイブ。私にとっては今も鮮明に心に残るなんとも言えない思い出深いイブだ。