奇跡の夜
2014年 10月 10日
チケットは小学校3年の時の友人に取ってもらいました。大阪に戻ったばかりで、大阪府立体育館の場所もわかりませんので、母に連れて行ってもらいました。
足首に当時では最小型のラジカセを巻き付けて、ラッパジーンズで隠して入場。名古屋に来なかったので、友人たちに送るために。
それ以来35年半。当時はインターネットもなく、BOSTONがどうなっているのか全く判らなくなりました。月日が8年流れ、3枚目のアルバムがリリース。映像もなく、ただアマンダが全米1位になったというニュース。ライブも行われているのかバンドがあるのかも不明、後にYOUTUBEが登場して、その頃にもライブはやっていたことが判明。
4枚目のウォークオンも更に8年経ってリリース。もう私も社会人でした。ボーカルがブラッドデルプではないことに衝撃を受けたのを覚えています。
グレイテストヒットも新曲が何曲か入っていましたが、ブラッドデルプではなく。そしてまた8年たって2002年に5枚目のコーポレイトアメリカリリース。ブラッドデルプの復活。
喜んだのも束の間、ブラッドデルプが自殺の報。もうこれまでかと、トリビュートライブに初期メンバーも加わっての報。そしてMySpaceで一般人だったトミーデカーロが追悼カラオケをアップし、偶然視聴したトムショルツによって、バンドに招へい。そっくり。2010年に8年サイクルのアルバムが…と思いきやリリースされず。
2014年に6枚目がリリース。そしてそのツアーでの来日公演が決定。もう完全に諦めていましたから、目の間にいる生のボストン、その演奏が始まるや感極まって、涙があふれました。35年前のライブはうる覚えになってしまいましたが(当時興奮してわけわからなくなっていましたし)、母に入り口まで連れて行ってもらった光景を思い出しながら。何度も何度もこみあげてきたのです。奇跡をありがとう。